誰にも電話がかけられないんだよ
誰にもこんな私を知られたくない
夜な夜な自分を抱き締めてひとりでなく夜を終わりにしたい
嘘つきで傲慢で卑しい自分が1番自分を許せないのよ
いつか飛び降りよう
いつか自分で終わらせよう
その勇気も出せないくらいなにもできない私のうちはせめて生きていよう
全て投げ出してしまいたいのに全て抱えて走ってるのね自分にとって何が大切かもわからないままその判断もできないまま取りこぼすことだけを恐れてる
誰も知らない、誰にも見せないと決めてるから救われることもある
握った手のひらに食い込む爪のこと
私の血の味
お前たちはなにも知らないよ
知らないから私は自由だ
いつも自由だ