tamakiA’s blog

はやく世界が終われと願う人の日記

2020-01-01から1年間の記事一覧

こんな日

中学校の時の同級生に会ったのに声がかけられなかった 自販機の下に転がっていった五百円玉は手が届きそうになかった 私が好きだったあの人はずっと私の友達のことが好きだった メイクを落とさないままソファで寝てしまった ネイルが乾く前に触っちゃった 大…

指輪

小さな顔に、長い手足 背が高いのを気にしていつも猫背 狭いおでこが嫌だ、と言ってよく手で隠してた わたし、あなたと結婚したいな わたしだったらあなたを不用意に傷つけたりしないよ あなたのすべてが愛しいのに 小さな顔も長い手足も私より高い身長も控…

なんでわたしたちなめられてるんだろう

彼女、お嬢ちゃん、女の、 そう呼ばれるといやな気持になってしまうのは意識のしすぎだろうか 「女だから」と見下されたように感じてしまうのは 私たちが社会で男の人と同じように息ができないこと 私たちはいつも悔しい なんで私たちは男の人より頑張らなけ…

誰ともかかわりたくない 誰も私を傷つけないで 誰の目も気にしたくないの わたしにやさしい人ばかりで世界を埋めてしまいたい 眠れない夜がいや 何も考えたくないのに 井の中の蛙で結構 与えられた餌だけで生きる私でいい ただもう疲れたくない でも おいて…

18

気づいた時には道化だった。 嘘を吐くのも真実をこぼすのも大差なかった。 「目に見えるものだけが真実とは限らない」と呪文のようにいつもつぶやいた。たまに免罪符のように使ったりもした。 他人の都合のいいように自分を何度も作り変えているうちに、自分…

比べないなんて、言うほど簡単じゃないし

私、私を初めて見る人にかわいいと思ってもらえないと思う どれだけ世界が「自分の価値基準でいい」って言い始めても、そうやって「私のままでいい」と思えるのは自分が所属するコミュニティの中でだけだし 私のことをよく知りもしない人に会ったとき、やっ…

無題

おいしい炭酸水は自分で「おいしい」って言ってるから、誰が何と言おうとおいしい それは人の好みに左右されるんじゃなく、絶対的な価値としておいしいんだよ わたしはどんなわたしですか かわいいわたしですか?やさしいわたし?けなげなわたし?さみしがり…

明日はきっと元通り

世界が終わったらどうしようか 私の世界が終わるまでだれか隣にいてくれないかなあ。でもやっぱり誰もそばにいてほしくないなあ。 幸せすぎて溶けてしまいそうな日はもうしばらく過ごしてないな 私あとは年を取っていくだけになるのかな 私このままだったら…

少女の夜

久々に少女漫画を読んで夜を過ごした。小学生のころからいつも私に鮮烈な憧憬を見せていたあの世界は何も変わらず存在していた。きらきらとまぶしくてそうなることを夢見ていたが、彼女達はすでに私の年下で、やはり変わらず私よりも大胆かつ誇り高かった。…

明日が来たら

時間がたつにつれて思い出はすべて美しくなってしまうから、美しいだけじゃない今この瞬間に、今この瞬間の私が記録してみようと思います。 最悪な朝だ。目覚めた瞬間からもっと素敵な明日を望んでしまった。まだ何も始めていないうちに今日を諦めた。ほとん…