例えばサンジくんはとっても優しい。
度を越えて優しいとブルックは言っていたけど、本当にそう。
薪さんの正しさにいつも私は焦がれている。あの人がこの世界にいるから、私はぎりぎりのところで人の善性を信じていられる。あの人が諦めていない世界なら、まだ救いようがあるのではないかと、そうしてまた、薪さんの肩に重荷を背負わせてしまう。
天使になりたいなら天使のふりをすればいい、それを続けているうちに周りも天使のように扱ってくれるようになる。そして1年、5年、10年と続けていれば、それがふりなのかどうかも分からなくなると。