どうかわたしに一握りの幸せをください
眩しくてみずみずしいあのこのように、少しだけ上手く生きてみたいんです
私の歩く全てが道にならなくていい
ただ、足元ばかり見ずに歩んでいけるように
花びらが私をノックする
誰にも起こしてもらえないと思ったのに、花びらだけが私を忘れないでいてくれたね
なにを食べてもおいしくない
何かを食べて、生きる目的もさしてないのに、唯生き永らえようとしている行動に嫌気がさす 君たちもこんな私に食われるつもりではなかったのではないか?
でも怪物のように、おなかがすく。
おなかがすいて、飲み込んでから、私は別に生きるつもりなどなかったことを思い出す。命を食らったその後で、食らうつもりはなかったの、と涙を流す。
そのすべてが気持ち悪くて吐きそうになる
たった小さじ一杯の良心で、吐いたらもっと偽善者だと思って喉までやってきたそれらを飲み下す。ごめんね
あなたはいつか消えてしまいそうだ
いつでも消える準備ができているみたいだ
私はそれを知っているし、あなたもそれを感じているよね
だからこそ、もしその時が来たら私の方がさきに消えよう
それまでは平気なふりをして、あなたが消える理由などまるで分らないふりをしよう
あなたを繋ぎとめる鎖のフリをしていよう
でもね、わたしだっていつも屋上にいる。