tamakiA’s blog

はやく世界が終われと願う人の日記

Goblin

私は君に嘘をついていた

 

君のことを大切だと思っていたけど、実はその気持ちが本当なのかどうか未だに確信が持てない。

言葉を尽くして君を大切に思っていると伝えながら、どこかの詩の切り抜きのようだとも思っていた。

君に「ありがとう」と言われる度、「あなたがいてくれて良かった」と言われる度、思いの大きさに差がある気がしてならなかった。

あなたを気持ちよくさせる言葉ならいくつも思いついたけど、それが本心だとどうして心から思えるだろうか。

私はそういう言葉を人に向けてみたかっただけなのではないだろうか。

私はそういう言葉を伝えられる相手に恵まれていることに安心したかっただけではないだろうか。

私は、そういう言葉で気持ちよくなった相手に感謝されたかっただけではないだろうか。

 

頼むから、私の言葉で生き永らえないで。

私の嘘に気づいていて。

私は君の人生の責任なんて取るつもりはないこと。

 

人には人の地獄があることを知っている

それでも私の地獄が1番暗いと思わずには生きていられなかった

 

6.26追記

私のベッドで眠る君をみてこの感情がなんななのか考える。